耐震偽造問題 ― 2006/01/24 12:54:17
昨日辺りから、「ほりえもん逮捕」のニュースで大騒ぎになっていますが、小生はこれと言って書くことが無いので、パスです。
昨年末から、同じく世間を騒がせている物で「耐震偽造問題」があります。これは書きたいことが沢山あるので、今更ではありますが書きます。
昨年7月に某不動産が販売する分譲マンションを購入したのですが、勿論この時点では世間を騒がすこの問題など、知りもしませんし、知る由もありません。しかし、自分が当事者になる可能性がある、と言う時点で話は変わります。
今のところ、小生が購入した物件には「姉歯氏」「eホームズを含む、問題視されている検査機関」「木村建設」は、全く関与していないとの報告が、売主である某不動産会社から信書が届いています。また、売主は「ヒューザー」ではありません。大手デベロッパーです。
勿論、この程度の事は殆どのマンションデベロッパーが行っていますので、一応調べたのだな・・・で納得はしていません。大手は大丈夫と言う論理は成り立たないと思いますが、逆のみかたをすれば「大手なら同じ事が発覚した場合、現況を考えてみても隠す事はないでしょうし、財力に余裕があるのですから、ヒューザーのような対応はまずない。」とも言えます。
今回の一件は、誰が主導で誰がどの程度の裏金を手に入れたのか?今の段階では判明していません。ただ、「俺は悪くない」の答えだけでは、世の中通用しませんし、司法も勘弁してくれません。
大手のデベロッパーは、姑息な細工で多少の裏金を作る事はしないと思いますが、問題はその物件の設計や施工を請け負う元請けゼネコンが、間違ったコスト削減を行えば、結局は同じ事になります。
事実、耐震偽造問題では、設計段階で小細工があったとしても、施工会社が気づけばこんな事にはならなかったはずです。しかも、その施工会社には大手のゼネコンの名前があったと言うから、えらい事です。
設計通りにつくりました!では済みません。大手ゼネコンであれば、プロの中のプロです。その会社の現場代理人が、施工図面をみて何も疑問に感じない時点でアウトです。
素人が代理人やっているのではありませんからね。多くの物件に携わってきているのであれば、鉄筋の数くらいどこまでがOKでどこからがNGなのか、わかるものでしょう?
オフィスビルの現場代理人とマンションの現場代理人とでは、ゼネコン内でも格付けが違うそうですが、それは会社内或いは業界内での話しです。世間一般では、そのような事が仮にあったとしても、誰が現場代理人をやろうとしても、信じる意外に無いわけです。信じられないとなれば、だれが買うのか?誰も買わないでしょう。
そうなれば、業界の常識とかで「くだらねえ格付け」やっている場合ではなくなります。公共工事が大幅に減り、ゼネコンが苦しくなって、それまではダム建設や国・自治体が発注する大型の建造物に携われない技術屋が、「マンション屋」に成り下がる・・・と言うような表現をするのだそうです。
嫌々なのであれば断れば良い!100%納得して出来る仕事など、そんなにあるものではありません。皆プライドを傷つけながらも、生活のため或いは困難な状況から脱する時まで、辛抱して仕事をしています。
逆に、そんなにまでプライドに拘るのであれば、仮に格下の仕事であっても、手抜きはしない、それがプロでしょう。
小生が購入したマンションへ入居するのは、来年の春先なので、まだ1年以上あります。現場にはちょこちょこ出掛けております。これは、まかせっきりはいけない、せめて進捗具合は自分の目で確認しよう、と言う気持ちからです。
素人の小生が見ても何が何だかわかりませんけどね。ただ、その物件の現場は防護壁のところどころに、透明なアクリル板が付いていまして、中が見られるようになっているのです。
基礎工事を行っている頃に、写真撮影もしています。
今住んでいる場所からは、差ほど遠くないので、こまめに出向いては写真を撮るつもりです。たとえ、それが自己満足に終わってもかまいません。
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