母親が逝去しました2022/06/17 00:36:57

一年ちょっとぶりのブログになります。

今年の2月に母親が急逝しまして、2月から4月まではバタバタしました。

享年85歳でした。

9年前に胃がんを患い胃の全摘出手術をうけたこともあり、食が極端に細くなったため、体重が激減し、体力もかなり落ちていたものの、胃がんの再発や転移もなく、元気だっただけにショックは大きく、なかなか現実を受け入れられない状況でした。

病気等で入院していて、医師から最期の宣告を受けているならまだ心の準備くらいはできると思います。親父の時が入院2か月後の死去でした。

近所の方が母親の姿をしばらく見ていない、回覧板がポストにささったまま、コロナワクチン接種の当日になって待ち合わせの時間になってもこない、電話にも出ない、と言う情報が市の高齢福祉担当者に上り、身元保証人である当方に連絡が入ったのは2月後半のとある日。

担当者から安否確認のため戸内に入る承諾が欲しい、勿論了承しました。

嫌な予感しかしませんが、風邪を拗らせて寝込んでいるのでは?何と気休めにもならないことを願っていたように記憶しています。そうであって欲しいと・・・

しかし、結果は最悪のものとなり洗面所で壁に背中を受けて倒れている状態で発見、その場で呼吸心停止が確認され、死亡していることを聞かされました。

やっぱり駄目だったか

とりもなおさず、実家へ奥さんをクルマに乗せて向かうことに、一方、遺体が母親であることを確認する必要があり、妹が先に到着し本人であることを確認してくれていました。

妹には辛いことをさせてしまった・・・

警察が事件性の有無を調べた結果、事件性はなく自然死であろうと判断、医師の見立てでは髄液に血液が混ざっていたことから、脳内出血の可能性が高く死に至るまでは然程時間を要していなかったとありました。

例えば、傍に誰かが居て異変に気付き救急医療を受けたとしても、助かる可能性は低かったのだそうです。

発作が起きて長く痛みに苦しんだのではない、このことだけは良かったと感じました。ひょっとしたら、本人は何もわからないまま亡くなったかもしれません。

安否確認の要求をしてくれた方は近所で親しくして頂いていた方でもあり、その方と世間話をすると「死ぬときは病院に入って面倒みられることなく、ぱーっと死にたい」と話していたそうです。

まあ、あの人らしい話だなと思いました。

母親は親父の体たらくで苦労が絶えなかった、そんな中で自分や妹を育ててくれた強い人だった事、晩年も親父の遊び癖には程々参っていたことも知っていましたので、そのことが頭をよぎったのか、いままで感じたことのない感情がこみ上げてしまい、葬儀社で亡がらを霊柩車に移す時に涙が止まらなく流れてきたことを覚えています。

納骨を済ませ、住んでいた住居の遺品整理、ルームクリーニングを終えて明け渡しも完了し、事務的なことは終わりましたが、まだ心の整理がついていないことは言うまでもありません。

こればかりは時間を要すると思います。

コメント

_ ROCKNESS ― 2022/07/23 18:12:23

お疲れさまでした。うちは2014年に亡くなりましたよ。お互い年を取りましたね!

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