エアータッチ ― 2006/05/18 13:11:41
山口もえがバンパーをぶつけて、「ちゃららー」と歌っているCMの製品です。普通の人なら「ちゃららー」などと歌う事は無いと思いますが、あのキャラクターだと、実際にやりそうな感じがしてきますな。いや、本当のところは知りませんよ!おっとりしていそうで、実は車の運転はかなりの上級者かもしれませんしね。
さて、タッチアップペンなる塗装補修ツールは、昔からありましたが、このCMのSoft99にしても、Holtsにしても、お世辞にも使いやすい代物とは言えません。
製品のキャップを外すと、キャップの中心部に筆が付いています。この筆に塗料を付けて、補修箇所に塗るだけなのですが・・・やった事がある方ならば分かっていただけると思いますが、薄く塗れないのです。おまけに、飛び石等で少しだけ剥がれた箇所などは、剥がれていない箇所にまで塗料が乗ってしまいます。
筆が大きすぎる・太すぎる、と言う事ですな。また、塗料は車のメーカー・車種毎に細かな色が用意されていますが、色が若干濃いのです。薄め液+筆と言うツールが売られているので、拘る人はそっちを使え!と言う事ですかね。もしくは、嫌なら修理に出せ!でしょうか。
一方、タッチアップとは別に、スプレータイプの補修塗料もあることはありますが、タッチアップほど色が豊富ではありません。
タッチアップペンは手軽で種類が豊富だけでれども、雑な仕上がりに成りかねない。スプレーは綺麗な仕上がりが期待できるけれども、色が少ない。この両者の良い所を合わせたのが、エアータッチと言う事になります。
このエアータッチは、スプレー缶にタッチアップペンを取り付けて、噴射するだけです。スプレー缶には、噴射ガスだけではなく、薄め液も入っているようで濃すぎるタッチアップペンの欠点を補っています。しかも、スプレーの霧はかなり細かなもので、一般的なスプレー塗料の荒めの霧という事はありません。
1往復スプレーしても、殆ど塗料が付着しません。2往復でようやく色が付き始めて、4往復でほぼ出来上がる感じですかね。
今回の補修箇所は、バンパーです。写真を撮っておけば良かった・・・と思えるほど綺麗な仕上がりです。因みにこのバンパー傷は、小生or奥さんが付けたものではありません。前オーナーさんの物です。
かなりえぐったような深い傷でしたので、溝のエッジのでっぱりをサンドペーパー800番で削り、養生の上タッチアップペンで溝をふさぎ、若干もり上がるくらいにして1週間乾燥。(3度塗りしました)
塗料でもり上がった箇所を1000番耐水サンドペーパーでゴシゴシ・・・平らになる頃には、塗装のはげたところが・・・(T T)
いやいや、良いのです。へこみもでっぱりも無くなったところで、しっかりと洗浄して+脱脂したところで、エアータッチ登場です。傷の溝は埋めてあるいので、薄く薄く付くように少しずつ吹き付けます。
うちの車はメタリックなので、仕上がりは見る角度によって、つやが無いため違和感がありますが、色は見分けが付かないほど綺麗な仕上がりです。ソリッドのカラーであれば、これひとつで終わりですな。
メタリックやマイカの場合には、仕上げ用スプレーがあるとか・・・おいおい、そうなのかよ!とまあ、これは後日何とかします。仕上げスプレーって、早い話クリアー塗料でしょう?それなら持っていますよ!タッチアップペンのやつをね。
エアータッチには、交換用ノズル(タッチアップペンを挿す方)がひとつ付属していますので、こいつでクリアーを吹き付ければいいのでは?
バンパーの軽度な傷補修なら、耐水サンドパーパー1000番とタッチアップペンと、エアータッチ(+仕上げスプレー)で素人作業レベルでは90点の満足度が得られると思います。
溝が深い場合や、溝ではなく変形しているような凹みは、パテを使わないと無理でしょうね。
ボディの傷は・・・ちょっと怖いかな。
使用後のみとなりますが、近々写真を載せます。
最近のコメント